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◎ 「物質変性」についての考へ方

生物体を対象とする物質変性(※1)とは、体質・気質を物質変性合目的に改善することを言う。
その物性(※2)は物質を構成する原子とか電子の個々の性質で決まるのではなく、集団する原子群、電子群の統計的平均量で決まるのである。
原子群の集団は、原子配列秩序度あるいは整序度によって各々の性質が決まる。
換言すれば、原子団の配列の仕方、すなわち結晶構造の仕方によって、ある程度の物性が決まる。
また、物質内の電子群は原子配列の単位(結晶格子点)における、電磁場の力作用にしたがって各々電子密度の状態が決まり、また電子運動の状態が決まる。
そして、それら電子状態が多くの物性を支配することに成るのである。
原子団が配列の整序度をもつという現象も、本質的に物質を含む宇宙空間におけるの力作用、換言すれば力線密度分布の状態が総てを支配するということに成るのである。
したがって物質支配の根源は、空間内に存在する場の力作用=力線密度分布の状態がすべてを支配するということになる。そこで場の力線密度ということについて知る必要がある。

※1 物質変性=物質の物理的性質が変化すること。
※2 物性=物質が気・液・固の3相状態において各々示す物理的性質のことを意味する。

その力作用の種類には、万有引力や電気力、磁気力と呼ばれるものがある。各々の力作用の種類により場(※3)の種類も引力場天体を中心に言うと、重力場=太陽の重力場、地球の重力場のごとくである。
また、電気力作用の場は電場であり、磁力作用の場は磁場である。

※3 =力作用のおよぶ有限空間。

力線密度は場の内部において、力の作用する方向、すなわち力線が構成されており、その力線の密度は力源より遠い位置よりも密に分布している。

たとえば地球の重力場について言えば、地球の外界から求心部に向かって球面に直角をなす方向から引力線が集中している。したがって求心が力源であり、求心部より距離の拡がる方向に、力線が拡散されて分布していることが理解される。よって地球の重力場において、その引力密度は求心部が最大の密度になり、地球より遠ざかる外界にだんだんと減少して分布していることになる。
この力線密度の存在から、力の強さは力源からの二乗に反比例して減少するという状態を呈することにもなる。そして万有引力ということは、万物がおのおの固有の引力線密度を示す状態で存在しているのである。
さらに視点を変えると万物おのおのの質量(重量に置き換えて計測される量)を有する関連となっている。

つまりという空間を極限微小に縮めた点という場を想定すると、点における力線密度=質量ということができる。したがって引力場には位置によって異なる質量点が存在するという表現も成り立つ。
この質量点と同様な視点に立つと、電場には位置により異なる電気量点が存在し、磁場には位置により異なる磁気量点が存在することが理解される。

ここから再び物性の問題にもどり、場の関係を整理すれば次のごとくになる。
原子群がある単位の原子団をつくり、原子団が配列する場合の整序というものは、原子団の有する平均化された電気量点と磁気量点の相互作用的状態で決定される秩序である。

原子団の配列を結晶=物質の一次構造という。
そして原子団の内部において原子が集合する秩序度は原子個々の有する場=電気量点と磁気質量点の相互作用的状態で決まる。
また、原子団内の配位は物質の二次構造という。
この二次構造が多くの物質を支配する関連となる。

換言すれば二次構造の支配的根源は原子団内に分布する電気量点と磁気質量点の場の力線密度量であり、多くの物性の根源である。
よって以上のことから推定されることは、原子団の平均場の力線密度を直接変量させる技術的手段が考案工夫されると、物質変性を直接的かつ任意的に操作することが可能である。

実はわれわれも、かねてからこの電気量点の力線密度を変化させることによって、間接的には磁気力量点の力線密度を変化させて、物性を変える物質変性技法の創成を企図し、一応目的を達成する段階に進展させたのである。これが「デンレン」と称する変性技法である。
しかし物質の種類により、あるいは生物体構成の物質においても、動植物おのおのの特異性があり、点の場における力線密度の変量にも大きな差異がある。われわれの研究はそれらの困難に対しても一応克服することに成功した。
次にわれわれは「デンレン」用の電源装置を設計するにあたり、日本民族力を急速的にまた確実に向上を図るためには、いかなる着意を必要とするかという課題に当面したのである。

物質変性の技法というものが、上述したごとく重要な立場に置かれているのである。単なる商業的判断のもとに、「デンレン」装置を設計することは妥当ではない。
日本の事情は農業技術の高度化によって、土地の生産力を高めるために技術一般は協力する必要があるという考え方から、われわれは現在の日本農家に最も簡易な取り扱い方法によって、家畜や稼動者を含む動物の体質・気質の改善を図るデンレン技法、あるいは種子とか苗の変性・それは量産的にまた質的に改善を図るデンレン技法、また農機農具の材質改善あるいは農産物の耐久性とか味質的調熟を高めるデンレン技法、これらを総合的に施しえるような装置の完成に努力を集中したのである。

次に国民一般の体位改善に役立つ栄養向上、体質気質の優進あるいは食品の耐久性の増大、その他栄養価値量の活性化を図る必要があるという考え方から、家庭用としての簡易なそして効果的なデンレン技法の総合施用に適当する装置の完成に努力を傾けたのである。言うまでもなく工業用原材料に対する質的優進を図る変性技法として、工業用デンレン装置の完成に対しても、前者と劣らぬ努力を傾け、一応の完成に導いたのである。
以上のような技術研究の苦心を払った観方・考え方というものは、商業的利潤追求の正進の方向とは逆な、社会公益を優先とする反転の方向に技術研究を示針する努力を実践した、物の観方・考え方であることを理解していただきたい。
日本民族が反転の方向に、考慮を巡らし反転方向に志を向ける努力が、結集されるならば、物質変性の技法を待つまでもなく、日本民族は優進されることであろう。

「化成主義文化 NO.4 物質変性についての考え方」を要約

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