昭和21年12月に楢崎皐月氏が中心となり組織し、その後、昭和27年1月に「化成協会」として発足させた。その趣旨は、下記の通りである。
『平和を恒久化し、人類の福祉を増進するには、新たなる文化の創成と世界的計画政冶経済の確立並びに、人類の最高道徳の樹立が重要であることは多言を要しない。
しかし、その前提的施作において人種的あるいは民族的優劣感を実質的に払拭するために、後進人種民族が一切の模倣や追従を排して、物心文化の創成と化成に志向して、自励する措置が肝要である。
ここに遠き慮りを有しながら、世間に埋れた潜在的有識者等がかねてより多角的に将来の世界変遷を予見し、合成文明の傾向に備えて化成主義文化を提唱しているのである。即ち、威力ある科学技術(化成技術)の振興を前衛とする化成政治経済の技法展開、あるいは化成宗教の展開を伴う創成文化の建設を、企図する社会運動一連の実践活動がそれである。』
化成協会理事長 楢崎皐月
<会の構成>
イ.化成会・・・今次敗戦の主要な原因は、わが国が技術を創造する能力が劣勢だったということを認め(したがって当時において技術研究に携わっておったものは、ほかの人よりも一層深く敗戦の責任を感じ)、時代に対する償い方として、技術研究ということに奉仕しようという考え・・・そして威力的、独創の技術を作るために、会員相互は知能協力を旨として、利己的打算を離れて、黙々として技術研究に励んでおる集まり・・・。
ロ.流転会(略)
ハ.統一学会(略)
ニ.構成会(略)
ハ.軌旋会(略)
用語解説
「化成」:変化が生成されるということ。応用として頭を化成する、頭を切り替えると同義的となる。
「化成主義」:創造した手段によって、学術や芸術・政治や経済その他広く文化の面に大きな革新的変化を生成させる主義のこと。
「化成主義文化運動」:一般大衆を対象として、化成主義の実践内容を普及浸透させる運動。
「化成会」「化成主義」+「相似象」 |
「化成主義文化」 |
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